24インチ
明けましておめでとうございます。赤道儀プラットホームの追尾の確認ですが、元旦の夜に18インチ望遠鏡で行いました。やはり24インチと比べると組み立てが楽です。赤緯の微動も使えるようにしました。約1分の動画撮影ですが赤緯のずれはセグメントの改造前よ…
昨年の12月に赤道儀プラットホームの北側セグメントを改造する記事を書きました。その後、惑星の追尾に使用していますが赤緯のずれが大きすぎます。原因がよくわからなかったのですが、寸法の間違いに気が付いたのでセグメント形状を再修正しました。 もう一…
副鏡ケージの遮光ですが、これまで簡易な遮光板を接眼部の反対側に取り付けて遮光していました。これで惑星撮影はできていたのですが、鏡筒を上に向けた姿勢で脚立にのり大きな主鏡を上から覗くとアイピースなど落下させて主鏡を傷めないか気になります。コ…
24インチ望遠鏡のアルミパイプのトラス支柱ですが、反射光が像のコントラストを低下させていないか気になります。黒い熱収縮チューブを被せることにしました。少し重くなりますが持った際の感触が冷たくないのとぶつけた際のガチガチ音も小さくなりそうに思…
赤道儀プラットホームですが使ってみると赤緯のずれが大きく、緯度の設定がずれているように感じました。回転中心の位置を概略確認すると緯度が45°~50°位に対応? 北側のセグメントの形状を変えれば藤沢市の緯度35°に対応できそうなので改造することにしま…
赤道儀プラットホームに製品として取り付けられていた赤経駆動ローラーは、アルミ合金製の外径Φ12mmのものでした。これが円弧状の相手部品(これもアルミ合金製で厚さ8mm)に接して摩擦力で駆動するものです。当初18インチドブソニアンを載せて使った際には…
予想外の早い梅雨明け、その後の戻り梅雨と安定しないお天気が続いています。気流が安定した日もあり、早く撮影準備と焦りますがまだ製作中です。赤緯微動の軸受け、写真のような球面軸受けを作りました。18インチ用では円筒にしましたが、プラットホームが…
トラス鏡筒の遮光とミラー保護のための覆い(Light shroud)ですが、米国のメーカー(Shrouds by Heather)に製作してもらいました。色付きのものも面白いのですが黒い布地が内側で外側に色付きの素材の二重構造になり倍の重さになるとのことなのでやめまし…
ドブソニアン望遠鏡で惑星写真を撮影するには数分程度の動画を撮影し画像処理して一枚の画像を仕上げます。その際に赤緯方向に惑星がずれなければ問題はないのですが、プラットホーム自体の精度、風や軟な家の構造などでどうしても微妙なずれは起こりがちで…
赤道儀プラットホーム(equatorial platform)と書きましたがポンセマウント(Poncet mount)とも呼ばれます。経緯台方式のドブソニアン望遠鏡で赤道儀として天体の動きを追尾するために用います。フランスのアマチュア天文家Adrien Poncetさんが発明したの…
副鏡ケージとフォーカサー取り付け部などアルミ部品の内面とアルマイトのかかっていない外面を塗装しました。下地処理はジフで簡単に洗った程度ですが密着性が良くなくマスキングテープを剥がすと剥がれてしまうところもあります。塗装は難しい!、塗料とし…
高度軸と方位軸の回転の重さですが、塗装面(オスモカラーのカウンタートップオイル、原料は天然のオイルとワックス)の滑りがよいのでテフロン板と塗装面の組み合わせで試してみようと思っていました(18インチでは方位軸;テフロン板/ステンレス板、高度軸…
昨夜、スパイダーの羽根の厚さを1.2mmに増したので姿勢差による光軸ずれがどの程度か確認しました。 高度20°程度 高度80°程度 羽根の厚さ0.3mmの場合よりもずれは大幅に小さくなりました。微妙なずれはあります。フォーカサー取り付け部にかかる負荷の方向が…
1月2日のファーストライトの記事に記しましたが、高度角を変えた際に厚さ0.3mmのスパイダーの羽根で光軸ずれが生じたので羽根を作り直しました。厚さは1.2mm(材料SUS304)にしました。梁のたわみ量、ねじれ角はその厚さの3乗に反比例するのでずれの原因がス…
副鏡の配置ですが、周辺光量を配慮し図のように副鏡の中心(楕円の中心)を主鏡の光軸から少しずらした配置にしました。現状のオフセット量は7.5mmで製作しています。望遠鏡製作の本やネット上には参考になる計算式がいくつか載っていますが、望遠鏡製作のバ…
主鏡側面の押さえですが、フェルト付きのアジャスターボルトを取り付けていました。ネジと一緒に回ってしまうのと厚さがあってケーブルで吊る側の2カ所には設けられないのでチャンネル材にコルク板を貼って回り止め構造にしたものを自作しました。組立・輸…
ファインダーには18インチドブソニアンで使っている 8x50mm 正立像のものを流用します。鏡筒が丸筒だと都合良く傾くのですが、フォーカサーボードに取り付ける際にそのままだと接眼部と重なってしまうので30°傾けるための台座を作りました。ファインダーを…
明けましておめでとうございます。昨年末のクリスマスには米国のジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 (James Webb Space Telescope)の打ち上げが成功しました。これからサンシールドの展開、口径6.5mの主鏡の展開など複雑な工程が続きますが、どんな新しい発見…
11月11日に書いたAntares Optics製の副鏡の記事に載せたZygo干渉計による測定データですが、Surface/Wavefrontとあり面精度の値なのか、透過波面精度の値なのかが気になっていました。その後友人の詳しい方に教えてもらったのですが、反射鏡の測定の場合には…
今朝は全体を仮組みして動きやバランスを確認しました。ベランダで行いましたがやはり大きい。はみ出してしまいそう。 主鏡運搬箱の組み込みですが重いのでとりあえずレール代わりの木材を左右に敷いてその上に載せ、スライドさせて組み立てました。もう少し…
昨日副鏡をホルダーに組み込みました。ホルダーはAstroSystems社から購入した短径5インチ(127mm)用のものです。発泡樹脂のサポート材とfiber fill(綿)を詰めて副鏡を保持します。 ベースの素材は樹脂製ですがねじ部には黄銅のインサートが設けてあります…
最近8年前から使っていたパソコンが壊れデータ移行や設定に手間取り時間が経ってしまいました。主鏡運搬箱の記事は6月に書いていますが、昨日やっと主鏡を組み込みました。 中空ポリカーボネート構造板(厚さ4mm)で上下のカバーを作りましたが夫々重さが500…
18インチドブソニアンの接眼部にはStarlight Instruments社の2インチフェザータッチフォーカサー( 作動範囲1.5インチ)を選びました。他の候補も考えましたが24インチにはこれがベストと思い予算の節約のため18インチから取り外して使用することにしました…
高度軸は70°間隔に配置したテフロン板で負荷を支持しますが回転の際に側面方向の動きも制限することにしました。高度角についても鏡の保持方法の都合があり制限します。 8mm厚のテフロン板を加工して制限板を作りました。高度軸の側面方向の動きと回転角度を…
ニュートン式反射望遠鏡には焦点を鏡筒の側面に引き出すために45度に傾けた楕円形の鏡(斜鏡とも呼びます)が必要です。短径4.5インチでも大丈夫ですが、少し余裕がほしいので5インチ(127mm)にしました。Antares Opticsに問い合わせたところ短径5インチ、…
主鏡は2017年春に鏡作りの名人として知られる Carl zambuto 氏のZambuto Optical Company に発注しました。ホームページにあるSeven Criteria には干渉計による計測値だけではなく鏡面の形状の滑らかさと面粗さが小さいことが重要とあり、細かな問い合わせに…
主鏡フローティング支持のための三角板ですが、揺動支持点回りの回転止めを設けました。最初は厚さ0.5mmのペット樹脂板で制限を作ってみましたがヘナヘナと曲がってしまいだめだったので百円ショップのダイソーで求めたポリプロピレン板(厚さ1.2mm)で作り…
テフロン板にコルク板(厚さ2mm)を貼りつけました。コルク板は百円ショップのセリア に粘着シート付で厚さ2mmのちょうどよいのがありました。サークルカッターで切り抜きテフロン板に貼りつけました。 コルク板でグランドボードの表面の微妙な凸凹を吸収す…
どのような感じになるか方位軸を仮組み立てしました。グランドボードには周縁3か所にテフロン板を両面テープで仮に貼りつけました。中心軸のテフロン板は軸に、はめ込んだだけですが周辺3箇所のテフロン板の荷重を減らすために厚さ0.5mm程の厚紙を挟んでみ…
グランドボードとロッカーボックスの中心に方位軸取り付けのための穴加工をしました。部品が大きいのでボール盤には載りません。ホームセンターで簡易なドリルガイドを求め工夫して使いましたが、少し斜めになってしまい後からヤスリで修正しました。高額で…