星めぐりの道具箱

望遠鏡作り、双眼鏡、惑星撮影など

主鏡側面の押さえ

主鏡側面の押さえですが、フェルト付きのアジャスターボルトを取り付けていました。ネジと一緒に回ってしまうのと厚さがあってケーブルで吊る側の2カ所には設けられないのでチャンネル材にコルク板を貼って回り止め構造にしたものを自作しました。組立・輸送時には4カ所で押さえて鏡が動かないようにします。観望の際には当てる程度にして位置を決め、鏡に圧迫を加えないようにする考えです。

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90°間隔で4カ所に設けました。

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主鏡の面取り部で押さえる半円形の抜け止めは少し削って直に接しない寸法にしました。下側の2カ所はケーブルを介して、上側の2カ所は直に主鏡側面を押さえます。

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押さえ部品の構造です。加工の容易な真鍮製のM8ボルトの中心にM3のタップ穴を加工し、皿ねじでチャンネル材の部品を隙間を設けて回転自由に固定しています。この上にコルク板を貼っています。