星めぐりの道具箱

望遠鏡作り、双眼鏡、惑星撮影など

2026/1/10 木星の衛星イオとその影が重なる

あけましておめでとうございます。 2026年は1月10日に木星の衝となりこの前後に木星の衛星とその影が重なるという珍しい現象が見られました。太陽-地球-木星が一直線上に並ぶそうです。日本からは衛星イオが好条件となり撮影を試みました。寒い中厚いダウ…

12月8日の太陽と紅葉

載せるのが遅くなりましたが、大きな黒点が出ているとお話があり、太陽を撮りました。このところ太陽活動が極大期に近く太陽フレアも頻発しています。同じ日ですが近所の公園の紅葉がとてもきれいでした。 タカハシ ティーガル60望遠鏡、Baader太陽フィルタ…

糸のような土星の環

3月には土星の環を地球から見て真横から見るので環が見えなくなったのですが条件が悪くて見られませんでした。11月25日頃には土星の環の傾きが地球に対してかなり小さくなりました。既に冬も近く、ジェット気流が上空を流れています。像はよくないので18イ…

レモン彗星など

レモン彗星(C/2025 A6)を期待して茨城方面に行ったのですが道中は曇り空、夕方雲の切れ間からなんとか見ることができました。双眼鏡で探すと視野の中に見えますが彗星はどんどん西の空に沈んでいきます。惑星は別ですが、彗星は久しぶりで混乱、カメラレン…

衝近い土星(9/25)、今シーズン初の木星(9/26)、環が細くなってきた土星(10/17)

今年の土星の衝は9月21日でした。当日は曇っていて9月25日に撮影、主鏡を洗った効果か、衝効果(ハイリゲンシャイン現象)か、土星本体も環もとても明るく見えました。 Saturn 2025-09-25 (yyyy-mm-dd), 14:41.5 UT CM I 328.1° CM II 95.9° CM III 213.8° S…

9月7日の土星と9月8日の皆既月食

記憶が鮮明なうちに書くと良かったのですが、大分時間が経っています。9月8日には01時過ぎから04時過ぎまで経過する皆既月食がありました。その夜は蒸し暑い夜で湿度が高く露もひどかったです。前夜の土星撮影をやめておけばよかったのですが少し寝て起きた…

24インチドブソニアンの主鏡の洗浄

24インチドブソニアンの主鏡を夜にLEDライトで照らすと表面が埃でけっこう汚れています。ファーストライトが2022年1月だったのでもう3年以上経っています。その間に一度も主鏡の洗浄をしていなかったので洗浄することにしました。 強い光源で照らすと埃が目…

8月の土星

8月はジェット気流が北に上がり気流が安定することが多いのですが、良い気流に恵まれませんでした。猛暑と薄雲がかかることが多く不安定なお天気が多かったです。 2025-08-17 (yyyy-mm-dd), 18:50.1 UT CM I 302.9° CM II 244.9° CM III 49.6° Seeing: 7/10…

12.5インチドブソニアン作りと主鏡支持の検討

惑星撮影には安定した気流が大切です。神奈川での気流ですが、24インチ口径の能力を発揮できるのは初夏から秋口までに限られます。さらに24インチは組み立て、分解撤収にもけっこう時間と体に負担がかかります。そんなこともあって以前から準備はしていたの…

2025/07/19 土星とその衛星タイタン

7月18日に関東地方の梅雨明け宣言があり、やっと梅雨明けです。19日の夜中に起きて土星を撮りました。前夜は風が強く撮影は厳しいかと思ったのですが予報通り風は収まりほぼ快晴です。ちょうど衛星タイタンが土星の近くに見えます。タイタンの直径は5150kmで…

2025/07/10 土星

前夜は雲もあったのですが午前2時過ぎに起きると南西の空に満月近い月が残って風も無く晴れています。Windyの予想ではジェット気流は北に上がり気流は安定しているはずです。土星を24インチドブで眼視(5mm+ニコンEiC-16、780倍)観察、気流は細かなブレ…

2025/06/30 土星

今年は土星の環が地球に対して真横を向くために環が見えなくなったり、細くなるのですが、土星の合が3月12日ということもあってなかなか観察できませんでした。太陽に照らされた環を裏側から見られるのが5月7日までなので、それまでに見たかったのですが家の…

小接近の火星

今回の火星の接近は地球への最接近が1月12日で視直径は14.6"です。最接近の頃は気流の悪い季節に重なり解像のよい画像をほとんど撮れなかったのが残念です。18インチ(457mm)ドブソニアンで撮りましたが多くは30cmの絞りを使いました。その後、視直径がどん…

火星接近

1月12日に火星は地球に最接近、当日は撮影できませんでしたが、1月14日に18インチドブで撮影しました。それにしても冬の気流でボヤボヤです。その後何回か撮ったのですがジェット気流が上空を流れ寒波がきているこの時期なかなか良い気流には恵まれません。Φ…

2025/01/02 土星、火星

明けましておめでとうございます。このところ晴れた日が続いています。冬型の気圧配置ですがWindyで見ると風が弱そうなので18インチドブを組み立てました。400倍で見ると土星の環のカシニ間隙は見えません。木星の縞は2本くらい、火星は北極冠が白く大シル…

2024/12/08 土星食

12月8日の夜、土星食を見ました。上弦の月の北側の影の部分から潜入し明るい部分から出現しました。日が暮れて早い時間でしたが、潜入は時間を間違えてしまい撮れず、出現はなんとか撮れましたが、月面と土星の明るさが違うので土星に合わせると月面が真っ白…

ニコンミュージアム見学

少し前になりますが11月26日にこの7月に品川から大井町に移転したニコンミュージアムと新本社を見学してきました。 ニコンミュージアムは本社の南側に面した入口から入ると地下一階に当たる場所にあります。カメラや顕微鏡、その他のものも数多く展示されて…

2024/11/25 土星、木星

24インチドブで土星、木星を撮りました。ダウンを着ましたが夜は冷えてけっこう寒いです。眼視では気流の乱れがあって細かな模様は見えません。ピントの山がつかめませんでした。30cmの偏心絞りを取り付けたところ解像が向上しました。 2024-11-25 (yyyy-mm-…

2024/11/12~11/13 土星、木星

この秋はお天気が安定しません、少し気流がよいかなと思い24インチドブで土星、木星を撮りました。眼視でも細かな模様はみえず、パソコン画面でもピントの山がつかめません。口径を30cmに絞って撮影しましたがボケボケです。画像処理でカシニの間隙はなんと…

紫金山・アトラス彗星

なにかと忙しくブログの更新をできなかったのですが、ひと月遅れで紫金山・アトラス彗星です。星野撮影用のカメラを持っていなかったので急ぎ買ってしまいました。最近のカメラは使い方が難しいのでできるだけ単純なほうがよいと思いニコンのZ fc (16-50 VR…

2024/10/12~10/13 土星、木星、火星

久しぶりになりましたが、24インチドブソニアンで10月12日の夜に土星、10月13日の午前4時過ぎから木星と火星を撮りました。 2024-10-12 (yyyy-mm-dd), 12:10.6 UT CM I 194.8° CM II 46.5° CM III 224.2° Seeing: 6/10 Trans:3/5 5x Powermate ZWO ASI585MC …

2024/09/11~09/13 木星、火星

暑い毎日です。日中は風が出て夜中まで続き明け方に収まる状態が続いています。9月10日の夜は風が収まらず土星はあきらめて翌11日に木星と火星を撮りました。 Jupiter 2024-09-10-1946_7 (UT) Seeing: 7/10 Trans:4/5 CMⅠ 6.3° CM II 285.3° CM III 46.1° 24…

2024/09/06~09/07 土星、木星、火星

台風の接近もあって天候が安定しません。久しぶりの撮影です。土星の衝が9月8日の13時35分(日本時間)なので衝に近い土星を撮りました。衝にはハイリゲンシャイン(Heiligenschein)現象が起こり環が明るくなると言われています。できれば9月8日に撮りたか…

2024/8/17  土星と衛星タイタン

台風の7号接近の後、土星の衛星タイタンを撮ってみたく望遠鏡を出しました。撮り始めてしばらくすると大きな雲がかかってきてこの一枚しか撮れませんでした。先日程気流は安定しておらず残念。 タイタンとディオーネの大きさの違いがわかります。とても暗い…

2024/8/14  土星

今年になって2回目の土星撮影です。この夏は不安定なお天気が多く8月14日の夜半は流れてくる薄雲もあって透明度が良くなかったのですが、やっと安定した気流で撮影できました。夜中にもかかわらずベランダはものすごい蒸し暑さです。眼視では480倍、770倍(…

CARL ZEISS 8x40 DELTAR 双眼鏡の分解、清掃 その1

8x40 DELTAR、今から90年近く前、1937年にカール・ツァイスから発売されたこの双眼鏡は画期的な超広視界と非球面レンズの採用で有名です。入手したものは片側のプリズムに大きなクラックが入っており、この双眼鏡の単眼鏡タイプ (DELTARMO) からプリズムを取…

2024/6/14  梅雨前の土星

明日は夏至、いよいよ遅い梅雨入りのようですが、6月14日には前日の夕方からよく晴れたので望遠鏡をセットして夜中の2時過ぎに起きて今シーズン初めての土星を撮りました。昨年の今頃はカシニの間隙がしっかり見えていたのに環の傾きが小さくなってすっかり…

24インチ望遠鏡で星雲、星団を初観望

北茨城の公園に24インチドブソニアンを運び初めて星雲、星団を観望しました。大きく重いです。重い部品は主鏡運搬箱が27kg、ロッカーボックスが20kgです。これらを家の屋根裏から狭い階段で1階まで降ろすのが大変でした。車(ホンダのシャトル)には荷室前側…

ERNST LEITZ 8x30 双眼鏡の分解、その3

右接眼鏡筒にはレチクルが入っています。レチクルを入れた金物を鏡筒にねじ込んで光軸方向の位置調整をしているようですが緩まなかったのでそのままの位置にしています。距離としては無限遠ではなくある程度の近距離に合っています。 レチクルは真鍮製の鏡筒…

ERNST LEITZ 8x30 双眼鏡の分解、その2

その後、対物レンズ鏡筒を分解しました。ボディーからのレンズ鏡筒の取り外しは容易でしたが、鏡筒から対物レンズ室の取り外しには苦労しました。 上左から飾り環、対物レンズ鏡筒(右鏡筒) 下左から対物レンズ室押さえ環、偏心環、対物レンズ室 対物レンズ…