星めぐりの道具箱

望遠鏡作り、双眼鏡、惑星撮影など

2024/01/30 木星

久しぶりで木星を撮りました。夕方既に南中に近く高度が高いです。Windyでは少し良さそうに思いましたが眼視では縞が二本しか見えません。パソコン画面でピントの山がつかめません。冬のボケボケの気流、雲の合間の撮影でした。 2024-01-30-0922_4 (UT) Seei…

赤道儀プラットホームの追尾確認

明けましておめでとうございます。赤道儀プラットホームの追尾の確認ですが、元旦の夜に18インチ望遠鏡で行いました。やはり24インチと比べると組み立てが楽です。赤緯の微動も使えるようにしました。約1分の動画撮影ですが赤緯のずれはセグメントの改造前よ…

赤道儀プラットホームの修正

昨年の12月に赤道儀プラットホームの北側セグメントを改造する記事を書きました。その後、惑星の追尾に使用していますが赤緯のずれが大きすぎます。原因がよくわからなかったのですが、寸法の間違いに気が付いたのでセグメント形状を再修正しました。 もう一…

2023/10/30~11/3 土星と木星、絞りの効果

10月30日から11月3日まで晴れの暖かい日が続きました。気流の状態は夏のように安定していませんが、衝に近い木星を撮影できました。視直径49秒ほどの大きな木星が見られます。大気の状態によっては、位相の揃った光束のスケールは20cm程度で小口径のほうが良…

2023/10/25 木星、偏心絞りの効果

秋になり夏のような安定した気流ではありません。24インチドブソニアンで撮った木星もボヤボヤです。しかし同じ神奈川で30cm口径で高解像の画像を撮っている方もいます。なんとか改善できないかと偏心絞りを黒い紙で作ってみました。まず月を覗いてみました…

2023/10/16  土星、2023/10/17 木星

10月16日~17日の夜には木星の衛星ガニメデの掩蔽現象が見られるので期待しましたが、ボヤボヤの画像しか撮れませんでした。風も無く透明度は良かったので明け方まで頑張ってしまいました。 神奈川県内の近くの方は良い画像を撮られていたのでボヤボヤの気流…

2023/9/25 土星、木星

まだ夏の安定した気流が残っていないかと期待して望遠鏡を組み立てました。眼視でカシニの間隙は見えますがボケボケの気流でした。 Saturn 2023-09-25-1348_9 (UT) Seeing: 3/10 Trans:3/5 CM I 176.0° CM II 156.4° CM III 76.0° 24” (610mm) f4 Newtonian …

2023/9/14、9/17 土星、木星

9月14日の南東の空に5mmのアイピース(480倍)で見た土星はかなり安定した気流でよく見えました。その後雲が出てしまい西に移って撮影した頃には気流が劣化していました。 Saturn 2023-09-13-1510_9 (UT) Seeing: 7/10 Trans:2/5 CM I 172.2° CM II 178.3° …

2023/8/26、9/2 土星、木星

この8月は異常の暑さで気流の良い日が多かったのですが、なにかと都合がつかず、やっと撮影ができました。8月28日の夕方は曇りで、夜には晴れてきましたが結局準備できませんでした。翌日の01時45分(JST)に木星の北極地方に閃光が観測されて話題です。観…

胎内星まつり 2023

新型コロナのために中止されていた胎内星まつりが4年ぶりに開催され、8月19日~8月20日に行ってきました。 胎内星まつり2023案内パンフレットから 新潟駅はものすごい暑さ、8月19日午後に会場に向かうと青空に雄大な積乱雲が広がっています。 目立ったのは中…

2023/7/30 土星、木星

梅雨も明けこのところ晴天とものすごい暑さが続いています。気流も安定していて撮影と思っていたのですが、やっと撮ることができました。 Saturn 2023-07-29-1824_3 (UT) Seeing: 7/10 Trans:3/5 CM I 324.5° CM II 12.1° CM III 1.4° 24” (610mm) f4 Newton…

2023/7/17、7/18 土星、木星

梅雨明け宣言はまだありませんが、ものすごい暑さです。7月17日と18日の明け方、暗いうちに起きて土星とこの夏初めての木星を撮りました。 Saturn 2023-07-16-1854_1 (UT) Seeing: 8/10 Trans:4/5 CM I 164.8° CM II 271.7° CM III 276.7° 24” (610mm) f4 Ne…

2023/6/18 梅雨の晴れ間の土星

梅雨の晴れ間に今年初めての土星です。夜中の3時に起きました。4時には薄明が始まりました。眼視ではカシニの間隙がはっきり見えないくらいの気流でしたが近赤外の画像ではしっかり写りました。 2023-06-17-1848_8 (UT) Seeing: 5/10 Trans:2/5 CM I 154.5…

天の川

アジサイの季節になりました。一昨日大船フラワーセンターで「日本の自生アジサイ展」を見てきました。アジサイは日本原産ですが、ヤマアジサイと呼ばれる野生のアジサイが多くあるのは知りませんでした。 「天の川」 いろいろな色合い、形のアジサイを楽し…

副鏡ケージの遮光

副鏡ケージの遮光ですが、これまで簡易な遮光板を接眼部の反対側に取り付けて遮光していました。これで惑星撮影はできていたのですが、鏡筒を上に向けた姿勢で脚立にのり大きな主鏡を上から覗くとアイピースなど落下させて主鏡を傷めないか気になります。コ…

トラス支柱の黒色化

24インチ望遠鏡のアルミパイプのトラス支柱ですが、反射光が像のコントラストを低下させていないか気になります。黒い熱収縮チューブを被せることにしました。少し重くなりますが持った際の感触が冷たくないのとぶつけた際のガチガチ音も小さくなりそうに思…

WinJUPOSによる衛星のデローテーション

自転により回転していく惑星の画像を巻き戻して重ね合わせることができるWinJUPOSは高解像の画像作りにはとてもありがたいソフトです。惑星の衛星のデローテーションにはこれまで対応していなかったのでどうしても衛星はずれてしまいました。最近これができ…

赤道儀プラットホームの改造

赤道儀プラットホームですが使ってみると赤緯のずれが大きく、緯度の設定がずれているように感じました。回転中心の位置を概略確認すると緯度が45°~50°位に対応? 北側のセグメントの形状を変えれば藤沢市の緯度35°に対応できそうなので改造することにしま…

2022/12/7、12/8 火星

この秋は家の都合でほとんど撮影ができませんでした。火星の衝が12月8日で久しぶりに撮りましたが既に冬のお天気で残念ながら気流はボケボケでした。 2022-12-07-1324_6 (UT) Seeing: 3/10 Trans:3/5 CM12.2° Dia:17.06" 24” (610mm) f4 Newtonian (Dobsonia…

虚空の如くなる心 宇宙の絶景を求めて

昨日、新宿で開催されている山野泰照氏の天体写真展「虚空の如くなる心」に行ってきました。一昨年の夏にも開催されましたが今回はニコンプラザ東京のTHE GALLERY 企画展で11月29日(火)~2022年12月12日までの開催です。 NGC891はフィルターを組み合わせご…

2022/9/26 土星、木星、火星

9月26日は前日から晴れて風も弱く安定した天候なので夕方から24インチをセット、土星、木星、そして夜中に火星を撮りました。 2022-09-26-1225_0 (UT) Seeing: 6/10 Trans:3/5 CM I 252.3° CM II 111.8° CM III 110.5° 24” (610mm) f4 Newtonian (Dobsonian)…

木星の衛星(9月13日)

このところ台風が続き9月13日以降は撮影ができませんでした。今日は9月13日に撮影した動画から木星の画像を処理し直してみました。 ガリレオ・ガリレイが発見し、天動説を否定することにもなった木星の4大衛星は、古くは食現象の時刻予報が航海での経度の…

2022/9/13  木星、土星

9月13日は蒸し暑く風のない気流の良さそうなお天気でした。雲がありましたが雲間からと思い夕方から24インチを組み立てました。 雲のきれたところでまず土星を撮影しました。透明度はよくありません。眼視で800倍近く(ニコンNAV-5SW+EiC-16)にしてもそれ…

硝子玉の中の宇宙

昨日、さいか屋藤沢店でノグチ ミエコ展、「Reborn」(再生)を見学してきました。ノグチ ミエコさんは宇宙や自然への思いを込めた硝子工芸作品を作られています。今回は閉塞感のあるこの数年間から不死鳥のように蘇る願いを込めた作品展とのことで100点ほど…

24インチで惑星撮影

やっと24インチドブソニアンで土星と木星の初撮影をしました。まずアイピース(ニコンNAV-5SW)480倍で土星を観察。18インチと比べて色が濃く、明るくシャープに見えます。薄く透き通ったC環(ちりめん環)もよく見えました。重い大きいと問題もありますがこ…

赤経駆動ローラー

赤道儀プラットホームに製品として取り付けられていた赤経駆動ローラーは、アルミ合金製の外径Φ12mmのものでした。これが円弧状の相手部品(これもアルミ合金製で厚さ8mm)に接して摩擦力で駆動するものです。当初18インチドブソニアンを載せて使った際には…

FireCapture2.7.1の画面設定

惑星撮影にはFireCaptureを以前から使っていますが、年末に買い替えたパソコンに昨夜FIreCapture2.7.1をダウンロードしました。以前2.7のβ版を古いパソコンに入れた際にFlipX,YとDebayerを含む「Options」の表示が左側の表示欄から消えていて表示するのに苦…

2022/7/30 惑星写真

ものすごい暑さが続いています。24インチで初撮影したいのですが、赤経駆動のローラーがスリップして正常に動きません。これを直すまでは18インチドブでと思い今シーズン初の惑星写真です。月惑星研究会の掲載写真をみると神奈川の気流はかなり良かったよう…

宇宙朝顔、この夏も咲きました

今年も山崎直子の宇宙朝顔が咲きました。今年は肥料を十分入れたせいか、色に 深みが出てきれいに感じます。

赤道儀プラットホーム、赤緯微動の軸受け

予想外の早い梅雨明け、その後の戻り梅雨と安定しないお天気が続いています。気流が安定した日もあり、早く撮影準備と焦りますがまだ製作中です。赤緯微動の軸受け、写真のような球面軸受けを作りました。18インチ用では円筒にしましたが、プラットホームが…