星めぐりの道具箱

望遠鏡作り、双眼鏡、惑星撮影など

赤道儀プラットホームの改造、赤経駆動モーター

赤道儀プラットホーム(equatorial platform)と書きましたがポンセマウント(Poncet mount)とも呼ばれます。経緯台方式のドブソニアン望遠鏡で赤道儀として天体の動きを追尾するために用います。フランスのアマチュア天文家Adrien Poncetさんが発明したのですがその後改良が加えられています。2012年の双望会で紹介されたものを見て24インチまで対応できる大型タイプを星見屋さんから購入していました。その後18インチを載せて何回か使ったのですが久しぶりに動かしてみようと思ったらモーターが全く動きません。モーターに直接電池を繋いでも動かないのであきらめました。同じユニットは今も市販されていますが、ヤフオクで入手した一回り大型のDCモーターがあったので改造することにしました。

当初付属していた駆動ユニットです。(SkywatcherのEQ2 Mount用 R.A. Motor Drive と同じもののようです) 

モーター取り付け用のブラケットをアルミアングル材で作り減速比1/40のウォームギアで駆動軸を回す構造にしました。小原歯車のウォームホイール BG0.8-40R1とウォームはSUW0.8-R1を使いました。ウォームホイールにはモーター軸に固定するためM4のタップ穴を追加工しました。

モーターは日本サーボのDCモータ(DME44S6HPA、12V駆動で定格9.2W、回転数3600rpm)でギアヘッドは1/500付きです。速度コントローラーを取り付けてウォームを約4rpmで回すことができました。モーターが大きいためか、少し音が大きいです。