星めぐりの道具箱

望遠鏡作り、双眼鏡、惑星撮影など

副鏡ケージの遮光

副鏡ケージの遮光ですが、これまで簡易な遮光板を接眼部の反対側に取り付けて遮光していました。これで惑星撮影はできていたのですが、鏡筒を上に向けた姿勢で脚立にのり大きな主鏡を上から覗くとアイピースなど落下させて主鏡を傷めないか気になります。コントラスト向上にもなるので副鏡ケージ側面を遮光板で覆うことにしました。プラスチック板も検討しましたが、厚さ0.3mmのアルミ板(A5052)で作りました。「工具と金属材料の通販、コウイチロウ」から購入しました。

 

フォーカサー取り付け部を除いた円周を3分割しケージの支柱部分で継ぐ構造にしました。薄板の穴開けは、アルミ板やアクリル板と不要の木板に挟んで行いました。

フォーカサー取り付け部に接する部分は折り曲げて押さえ板を介してビス止めにします。万力に挟んだアングル材に挟んで折り曲げました。この後、各支柱にビス止めするための穴位置を仮組して確認しました。アルミ板には青い保護シートが貼られていました。

塗装を失敗しました。内側を艶消し黒に塗装したのですが、密着性をよりよくしたいと思い下塗りに以前使ったソフト99のプラサフではなく「マルチミッチャクプライマー」(ニッペホームプロダクツ製)を使ってみました。その上に「黒板用スプレー」塗料(サンデーペイント製アルキド樹脂塗料)を塗ったのですが、ありゃりゃ!写真のように亀裂が入ってしまいました。乾燥してから上塗りを繰り返しても同じです。全て剥離も考えたのですが、油性の艶消し黒色塗料を刷毛で上塗りしたところ亀裂なく塗装できました。事前に試し塗りすればよかったのですが、塗装は難しい!

プラスチック製の取っ手を設けました。上側に2か所です。

重量の増加ですが、

遮光板(塗装後):全部で700g

フォーカサー取り付け部への押さえアングル材(2本):70g

継ぎ目用アルミ製押さえ板(t2×30×328、2枚):100g

取っ手(2個):110g

以上の合計:980g

取り付け用のビス類は含めていません。

トラス支柱の熱収縮チューブへの対応もありますが、カウンターウエイトをさらに追加です。