星めぐりの道具箱

望遠鏡作り、双眼鏡、惑星撮影など

2021-01-01から1年間の記事一覧

主鏡運搬箱と主鏡の組み込み方法

ドブソニアンが小型の場合にはミラーボックスと主鏡を一体で運べばなんの問題もないのですが、大きくなると扱う重さが厳しくなります。18インチドブソニアンの場合には主鏡を含めたミラーボックスの重さが26kgでした。なんとか一人で持ち運べる重さです。24…

卓上ボール盤スイッチの交換修理

卓上ボール盤の電源スイッチですがホームセンターから部品が届いたと連絡があり、昨日スイッチの交換修理ができました。安価なボール盤ですが一台あると垂直に穴あけができありがたいです。スイッチはコイルばねによるシーソータイプのものでプラスチック製…

トラス支柱の接続部品

天頂から水平まで鏡筒が傾いたときの姿勢差による接眼レンズ部の光軸のずれ量がどのくらいまで許容されるかですが、0.1mm以内を目標にしました。実際には主鏡の支持部品やミラーボックスの変形などトラスの他にも多くの要素があります。トラスにかかる副鏡部…

ミラーボックス、主鏡支持枠の仮組み

主鏡支持枠の取り付け部品を作りました。アルミ合金のアングル材(40×40×t4)で長さ70mmです。3角形の主鏡支持枠はM8ボルト3本で木枠に固定します。取り付け穴をΦ8mmまで開けたのですが、Φ9mmの穴にするため昨日Φ9mm径のドリル刃を買ってきました。ボール盤…

グランドボード

ロッカーボックスが載るグランドボード(ground board)はロシアンバーチ材(厚さ18mm)で外径800mmのものを準備していましたが、肉抜きすることにしました。肉抜きなしでは重さが6.1kgあります。テフロン板を120度間隔の周縁3箇所と中央に設ける予定です。…

ロッカーボックス側板、底板の接着

ロッカーボックスの側板と底板の接着作業を行いました。まず側板ですが厚さ18mmのバーチ合板2枚を重ねます。接着剤はタイトボンドⅢを使用しました。この接着剤のが評判が良く初めて使ってみました。合板の貼りあわせも初めてです。ホームセンターで入手でき…

絞り板の工作

トラス枠は副鏡ケージ側の上枠とミラーボックスへ取り付ける下枠を作っていますが、今日は下枠に取り付ける絞り板を作りました。ホームセンターで求めた5.5mm厚、900mm×900mmのシナべニアから728mm×728mmの角板を切り出し中央にΦ620mmの穴を開けました。 簡…

ロッカーボックスの肉抜き

ロッカーボックス(rocker box)は高度軸受けとなる側板(side board)と方位軸を中心に受ける底板(bottom board)から構成されます。底板は800mm×826mm、厚さ18mmのバーチ合板を2枚接着し、側板も厚さ18mmのバーチ合板2枚を重ねます。この他に強度を持たせ…

高度軸の肉抜き加工~続き

今日は肉抜き作業の続きを行いました。 「T」字の上辺部の肉抜きです。肉抜き形状は少しづつ狭くなりますが、大枠の型板に木片を入れることで対応しました。 トリマー作業ではカッターの回転スピードや、切り込み深さによって焦げ付きが生じる場合があるよう…

高度軸の肉抜き加工

昨年の秋までは進めていた24インチ望遠鏡の工作ですが、火星の準大接近に間に合わせることができずに、その後休眠状態でした。工作再開です。高度軸は耳軸とも呼ばれドブソニアンではデザインの個性を表現する重要な部品です。金属で作れば剛性の高い軽いも…

ニコンミュージアム企画展

少し前になりますが、3月13日に品川のニコンミュージアムで開催されている企画展「星の美しさを伝えた天体望遠鏡たち」を見学してきました。 入ってすぐに撮影コーナーがあります。すばるの写真(ニコン8cmED、F6天体望遠鏡で撮影されたもの)を背景に記念写…

2021/02/28 公園のメジロ

今日は近所の公園に早咲きの桜を見に行きましたがちょうどメジロが群れて花の蜜を吸いに来ているところでした。動きがとても素早くなかなかうまく撮れそうもありません。連写モードで撮影しました。この季節、メジロが梅や桜の木に来るところを見かけますが…

2021/1/21、1/25 火星

火星の視直径はずいぶん小さくなってしまいました。気流の良くないこともあって大きな模様しか撮れません。太陽湖がわかります。 1月25日の画像にはアキダリアの海が見えます。眼視では一瞬ボケて広がったりブヨブヨの酷い気流でしたが画像処理ソフトのおか…

夕空の水星、3惑星の接近

夕焼けの空に水星が見られます。明け方は厳しいですが夕方は見易いので久しぶりに観望しました。コペルニクスは見たことが無かったと伝えらえます。 2021-01-09-17-26(JST)ニコンD7500、AF-S Nikkor 18-140mm 1月14日には月齢1.1の月よりも高度が高くなり…

2021/1/4 火星

2021年初めての火星をダウンを着込んで撮りました。視直径が10秒角になってずいぶん小さくなりました。高度が高く天頂近いので脚立は2段登らないと接眼レンズを覗けません。模様はブヨブヨして大きなものしかわかりませんがこの季節にしては気流が良い方だと…