少し前になりますが、3月13日に品川のニコンミュージアムで開催されている企画展「星の美しさを伝えた天体望遠鏡たち」を見学してきました。
入ってすぐに撮影コーナーがあります。すばるの写真(ニコン8cmED、F6天体望遠鏡で撮影されたもの)を背景に記念写真を写せます。
藤井龍藏著「光学回顧録」に掲載されていた漆塗りの遠眼鏡
国立科学博物館で使用されていた20cm赤道儀の対物レンズ、口径20cm,焦点距離3600mmアポクロマートとあります。観望会で覗かせてもらったことを思い出します。錫箔が一面に見えるので2枚玉のようです。
村山定男先生による火星のスケッチ。シーイング6、観望会の合間にスケッチと注記にあります。今はCMOSカメラと画像処理で模様が浮かび上がってきますが、私は肉眼では細かな模様はなかなか見えません。短時間で的確に細かな模様が捉えられておりすばらしいです。
8cm赤道儀の駆動装置は差動歯車が入っており時計駆動中でも手動の微動ハンドルが回せる優れた構造でした。最近の赤道儀ではモーターのダイナミックレンジが大きいので凝ったメカニズムは不要になりました。
12cm反射望遠鏡(試作)、主鏡移動による合焦方式。