星めぐりの道具箱

望遠鏡作り、双眼鏡、惑星撮影など

2020/12/12の火星と視直径の変化

年末が近くなり強烈なジェット気流が上空を流れています。晴れる日も多いのですが望遠鏡で見る火星はぼやけた雪だるまのようです。12月12日は少し気流が良さそうだったので流れてくる雲の合間から火星を撮りました。赤外画像にキムメリア人の海の下に伸びる猫の尻尾のような模様がかすかに写りました。f:id:doortosky:20201217144035j:plain

今年撮った火星の画像を同じスケールで並べてみました。6月と7月は天候不順で曇りや雨の日が多く撮影できませんでした。10月6日には最接近となり視直径が22.6秒角ありました。2018年の接近の際には砂嵐で模様がほとんど見えない日が続きましたが今年はそのようなことがなく模様とその変化を楽しむことができました。

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