10月6日に火星の最接近を迎えました。視直径は22.6秒角まで大きくなっています。火星世界の季節は南半球が夏至を少し過ぎた頃、北半球は冬至を過ぎた頃で南極冠は小さくなっています(写真は望遠鏡で見る逆さまの像と同じに火星の南極を上にしています)。
10月6日は良く晴れましたが、気流が良くなく木星の撮影はやめました。22時近くには火星を撮影できましたが、高度が高くなっても気流は安定しません。18インチ望遠鏡の主鏡の温度順応が遅れているためかも。太陽湖、オーロラ湾が見えます。太陽湖は火星の目玉と呼ばれています。火星の模様は暗い色の部分を海や湖と呼ぶのが習わしです。
2020-10-06-1300_2-UT Seeing:5/10 Trans:3/5 CM=72.4° Dia=22.6"
18"(457mm) f4.5 Newtonian (Dobsonian) 5x Powermate ZWO ASI224MC ADC 、with Baader UV/IR cut filter
2.8ms 60sec x4 50% frames stack (derotation 4images)
IR画像は雲が広がってきて一枚しか撮れませんでした。
2020-10-06-1308_9-UT(IR)CM=74.5°
with Baader IR-pass( 685nm) filter 2.8ms Duration 60sec