星めぐりの道具箱

望遠鏡作り、双眼鏡、惑星撮影など

2021/8/5 木星、土星

8月5日の夜は風はなく、蒸し暑く南から流れてくる低い雲がありましたが気流がかなり安定していました。モニター画面で見る木星の輪郭がしっかり保たれています。650倍で観察すると各ガリレオ衛星の大きさの違いがわかります。カメラですが、ZWO ASI462MCとASI224MCで木星を撮り較べてみました。

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土星 2021-08-05-1510_0 (UT)  Seeing:8/10 Trans:3/5  CMⅠ=5.9° CMⅡ=10.8° CMⅢ=152.3°

457mm f4.5 Newtonian (Dobsonian) 5x Powermate ZWO ASI462MC ADC RGB (with Baader UV/IR cut filter) 12.2ms 120sec x3, 50% frames stack (derotation 3 images) 

8月2日の衝を過ぎて3日目の土星です。AutoStakkart3→RegiStax6で処理しました。木星ではこの後ステライメージの画像復元処理をかけていますが、B環の外側が明るくなるのが不自然なのでやめてみました。C環(ちりめん環)を透かして土星本体が見えています。

 

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木星 2021-08-05-1500_3 (UT)  CMI=124.0° CMII=41.7° CMIII=221.3°

457mm f4.5 Newtonian (Dobsonian) 5x Powermate ZWO ASI462MC ADC RGB (with Baader UV/ IR cut filter) 6.9ms, 60sec x5, 50%frames stack (derotation 5mages) 

 

f:id:doortosky:20210807151441j:plain

木星 2021-08-05-1441_9 (UT)   CMI=112.8.0° CMII=30.5° CMIII=210.1°

457mm f4.5 Newtonian (Dobsonian) 5x Powermate ZWO ASI224MC ADC RGB (with Baader UV/ IR cut filter) 10.2ms, 60sec x3, 50%frames stack (derotation 3mages) 

こちらはASI224MCで撮影しました。画素サイズの違いはASI224MCが3.75μm、ASI462MCが2.9μmで感度はASI462MCのほうが高感度です。微妙な差ですがASI462MCのほうが高解像になりました。色はASI224MCの方が濃く画像を仕上げ易い感じがします。