星めぐりの道具箱

望遠鏡作り、双眼鏡、惑星撮影など

虚空の如くなる心

8月23日に新宿で開催されている山野泰照氏の天体写真展「虚空の如くなる心」に行ってきました。久しぶりの新宿です。新宿センタービル内のリコーイメージングスクエア東京で8月20日~9月7日まで開催されており20点ほどの作品が展示されています。山野さんから解説いただきました。

「虚空の如くなる心」山野泰照

 

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すばらしい作品ばかりでしたが、オリオン座暗黒星雲などご自宅から撮影されたそうです。特定の波長のみ通すフィルターを用いて撮影されたとのことで光害のある場所でもここまで表現できるのには感心しました。

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月面写真を大きく伸ばしたものはすばらしい迫力です。近寄ってみるとクラビウスクレーターの中の細かなクレーターしっかり写っています。何枚かの画像を合成されたそうですが、まるで宇宙船に乗って月に近づいたような感じで月の美しさを再認識させてくれました。

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帰りに隣のリコーのショールームに立ち寄りました。9月4日発売予定の左右鏡筒を分離して単眼で使用できる双眼鏡VD 4x20 WPを覗かせてもらいました。金属製のしっかりした作りです。眼幅調節はボール軸受けで行うようになっていてこの部分で左右鏡筒を分離できます。外すのは結構固く止まっているのでグイッと力を入れて外しますが信頼感がありました。二本重ねると倍率16倍の単眼鏡になります。像は双眼、単眼(16倍)ともくっきりして良く見えます。4倍ですが実視界が10度あるので星空観望にも使えそうです。f:id:doortosky:20200824101240j:plain