星めぐりの道具箱

望遠鏡作り、双眼鏡、惑星撮影など

2022/9/13  木星、土星

9月13日は蒸し暑く風のない気流の良さそうなお天気でした。雲がありましたが雲間からと思い夕方から24インチを組み立てました。

雲のきれたところでまず土星を撮影しました。透明度はよくありません。眼視で800倍近く(ニコンNAV-5SW+EiC-16)にしてもそれほど像は乱れません。エンケの間隙はみえるような感じもありますが、もう一段気流の安定がほしいところ。

 

木星に望遠鏡を向けました。気流はさらに安定しています。衛星がブレずに丸く見えます。各衛星の大きさの違いがはっきりとわかり、表面模様の濃淡がわかります。一年に何回もない安定した気流でした。

2022-09-13-1348_5 (UT)  Seeing: 8-9/10   Trans:2/5  CM I 115.9° CM II 191.4° CM III 118.4° 

610mm f4 Newtonian (Dobsonian)  5x Powermate ZWO ASI585MC  ADC  (with Baader UV/ IR cut filter)  9.9-ms, 60sec, 30%frames stack

気流がとても安定していたのでこれまでにない高解像の画像が撮れました。上の画像はWinjuposによる合成は使わずに60秒の動画(1727枚の30%)からスタックしています。FPSは28(avg)でした。次回はもっと枚数を稼ぎたいです。衛星(イオとカリスト)も撮れました(本体と明るさが違うのでフォトショップで覆い焼をして揃えています)。

2022-09-13-1535_5 (UT)  Seeing: 8-9/10   Trans:2/5  CM I 181.2° CM II 256.0° CM III 183.1° 

610mm f4 Newtonian (Dobsonian)  5x Powermate ZWO ASI224MC  ADC  (with Baader UV/ IR cut filter)  9.3-ms, 60sec, 50%frames stack

南中近くでは赤緯のずれが小さくなんとかASI224の画角で撮影ができました。60秒の動画(3839枚の50%)からスタックしました。FPSは63(avg)です。

このあと夜中に起きて大赤斑を撮ったのですがピントの確認を忘れてピンボケ、残念。