果物のおいしい季節です。もういちじくは終わる頃ですが、今年もいちじくの甘露煮を作りました。少し硬めのいちじくが形くずれしないのでよいと言われます(秋田では西洋いちじくと呼んでいました)。スーパーで売られているものでもおいしくできます。今年も、秋田のにかほ市から取り寄せました。ホワイトゼノアという品種です。
いちじくはよく洗ってへたをとります。
鍋が小さいので1kgづつ火にかけます。焦げ付かないようにできるだけ弱火でぐつぐつと煮ます。油断していると焦げ付きます。
家に伝わるレシピです。
材料:いちじく:2kg
砂糖:1kg(50%)
酢:90cc
最近は砂糖を35%で作っています。甘みが足りない場合や長期保存の際は50%が良いです。
1. いちじくは洗ってへたをとる。
2. 鍋にいちじくと少量の酢、砂糖を入れて弱火で煮込む。
3. 30分ほどして汁が出てきたら砂糖を追加する。
4. 1時間程煮込んだら一度火を止め冷まして味がしみ込むのを待つ。
5. これを数回繰り返し合計で4〜5時間くらいを目安に煮込む。
6. 濃すぎない色が好みです。冷めるととろみが増すので適当なところで火を止めます。
7. 煮沸消毒した瓶に詰めて完成です。
水を入れたり、水飴を入れる作り方もありますが家で作っていたのは単純に鍋で砂糖と煮詰めるものです。酢は好みもあるかもしれませんので最後に少し入れて味を見るのが良いかもしれません。重さのある蓋をして煮詰めていくと水蒸気が中で循環して水分が逃げないので良い感じに煮詰めることができます。