星めぐりの道具箱

望遠鏡作り、双眼鏡、惑星撮影など

トラス枠とミラーボックスの接続、高度軸のミラーボックスへの取り付け

1. 下部トラス枠とミラーボックスの接続

主鏡(主鏡運搬箱含めて)をミラーボックスへ入れた後に下部トラス枠をミラーボックスへ取り付けます。4隅をノブで固定します。普通のドブソニアンでは、この下部のトラス支柱取り付け部はミラーボックスに一体で設けてありますが、四角い主鏡運搬箱ごとミラーボックスに入れる構造のため、下部トラス枠を分離できるようにしました。

 

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4隅に接続のための部品(アルミ合金板、厚さ5mm)を木ネジ(タッピングねじ)で固定しました。下部トラス枠に固定したM8ボルトを長溝に差し込みノブナットで固定します。重なってあるのは厚さ4mmのスペーサーです。

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前側に2箇所

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後ろ側の両サイドに2箇所です。これで下部トラス枠をしっかり固定します。下部トラス枠はミラーボックスの補強部材にもなります。

 

2. 高度軸のミラーボックスへの取り付け

18インチドブソニアンでは左右の高度軸をロッカーボックスにボルトで仮固定してそこへミラーボックスを載せる方法にしました。当初同様の方法をいろいろ考えていたのですが、単純に考えて以下の方法を試したところうまく組み立てられました。まずはこの方法で進めたいと思います。

 

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ロッカーボックスの底板の4か所にミラーボックスを載せる台座を置きます。台座は、グランドボードに肉抜き穴(Φ56mm)を開けた際の端材3個を重ねて使いました。台座の高さは高度軸をミラーボックスに取り付けた際に高度軸とロッカーボックスに取り付けたテフロン板との間にある程度隙間が出来る程度で十分です。将来はもう少し、しっかりした台座を作りたいと思います。テフロン板は高度軸の動きを見るために仮に貼りつけています。

 

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底板の4箇所に置いた台座にミラーボックスを載せます。

 

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両側の高度軸を各3箇所のノブボルト(M8)で取り付けました。その後高度軸を少し傾けて浮かせ、一個ずつ台座を取り除きます。高度軸の取り外しは、逆の手順で可能。台座は主鏡(主鏡運搬箱含めて)が載っていない状態でフローティング支持構造の間に手を入れて取り外せます。