紅葉が美しい季節です。火星の撮影では動画を撮影し画像処理で静止画に仕上げるのですが、色は主にRegistax6のRGB Balanceで調整しています。その際にできるだけ目で見た色に近づけるようにしますが最後は好みの色にします。火星を見ていると柿と、紅葉した柿の葉の複雑な模様が思い浮かびました。
眼で見る光は太陽光の狭い波長帯に限られています。太陽光エネルギーのピークは500nm近くにあり人の目の感度特性も明所視のピークが555nmでほぼ太陽光のエネルギー分布に対応しています。波長によりいろいろな色が生まれ赤い色は暖かいとか青は寒いとか、緑は心地よいなど感情に訴えるものがありますがなぜそうなのか、不思議です。微妙な中間色が複雑に織りなして、絵画や夕焼けの風景などが心に訴えてくると考えるとさらに不思議です。