星めぐりの道具箱

望遠鏡作り、双眼鏡、惑星撮影など

スパイダーの仮組、副鏡ケージ製作の準備

スパイダーの仮組をしました。張力を掛けていないのでふわふわと振動します。羽根の先端の金物はアルミアングル材(25×25×t4)、アルミ平角棒(幅15、厚さ2mm)から作りました。四箇所の先端金物にはM4ねじ穴2箇所をタップ加工して副鏡ケージからボルトで張力を掛けるつもりです。f:id:doortosky:20200730180455j:plain

 副鏡ケージのリング部材は曲げ加工の専門業者に依頼し製作してもらいました。アルミアングル材を曲げ加工後、繋ぎ部分を溶接しています。自転車のリムの流用も考えましたが適当なものがみつからず、合板から切り出すと残材が無駄になるのでこの方法にしました。形状は内径650mm、外径730mm、側面の高さ20mmでアルミアングル材(40×20×t3)を曲げ加工しています。

同じ断面形状ならば負荷による梁のたわみ量は梁の厚さの3乗と材料のヤング率(縦弾性率)に反比例します。厚さ3/4"(19.05mm)の合板(木製合板)で幅2"(50.8mm)のリングを作る場合と比較すると幅と厚さは不利ですがアルミ合金のヤング率は木材の10倍程あり、合板で作るより強く、重さも軽くできそうです。

使用するアングル材の幅を50mmにしたかったのですが加工屋さんからは厚さ3mmのアングル材の場合には幅40mmが限度とのこと、重さはリングひとつで1kgです。

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リングには支柱取り付けのためのボルト穴を正確な位置に開ける必要があり、定盤や測定工具もなくどうやって位置を割り出すか困りました。原始的な方法ですが大きな方眼紙を用いました(白紙でも良いのですが基準線を引きやすい)。ステンレス定規の目盛りを元に内径の基準位置に目盛りを記入して内径基準で心出ししてボルト穴位置のけがき線を引きました。22.5°傾く接眼部の部品固定位置も寸法確認してけがきました。目盛り線の幅以下の精度は出せませんが十分としました。この方法で注意する必要があるのは紙の湿度による伸縮です。さらに方眼紙の目盛りは微妙に定規とずれがあり補正しました。

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副鏡ケージは上下2枚のリングで構成し間に4本の支柱を設けて支柱から副鏡スパイダーを吊る構造を考えています。4本の支柱は丸パイプで作る場合が多いですが、長さ360mmのアルミチャンネル材(30×30×t2.4)にしました。この形だとスパイダー羽根の先端金物を溝に収めることができ内面反射を少なくできます。両端にはアングル材による底板を取り付けてリングへ固定するためのねじ穴を設けます。