トラス鏡筒の遮光とミラー保護のための覆い(Light shroud)ですが、米国のメーカー(Shrouds by Heather)に製作してもらいました。色付きのものも面白いのですが黒い布地が内側で外側に色付きの素材の二重構造になり倍の重さになるとのことなのでやめまし…
福島県田村市の星の村天文台、星まつり。天文イベント、この2年はコロナウイルスのため中止がほとんどですが、久しぶりで行ってきました。田村市の星まつりは初めてです。天文台は小高い山の上にありました。神奈川から往路は圏央道→東北道経由で6時間近く…
ドブソニアン望遠鏡で惑星写真を撮影するには数分程度の動画を撮影し画像処理して一枚の画像を仕上げます。その際に赤緯方向に惑星がずれなければ問題はないのですが、プラットホーム自体の精度、風や軟な家の構造などでどうしても微妙なずれは起こりがちで…
天文関連ではありませんが、5月8日の新聞に「彫り続けて40年マリア像長崎へ」の記事がありました。彫刻家の親松(おやまつ)英治さんが島原の乱の犠牲者の慰霊のために作られたとのことです。製作しているアトリエで見られるのは今回の公開が最後とあり40年…
甥夫婦が米国から帰りヒューストンのNASA見学のお土産にコーヒーカップとコーヒーをいただきました。宇宙旅行も身近になってきそうですが庶民には手が届きそうにありません。おいしいコーヒーをこのカップで飲んで宇宙旅行気分を味わいたいと思います。 月面…
赤道儀プラットホーム(equatorial platform)と書きましたがポンセマウント(Poncet mount)とも呼ばれます。経緯台方式のドブソニアン望遠鏡で赤道儀として天体の動きを追尾するために用います。フランスのアマチュア天文家Adrien Poncetさんが発明したの…
先月末にいすゞプラザ(藤沢市)を見学してきました。これまでも訪れたことはあったのですが、今回はアッソ・ディ・フィオーリ(Asso di Fiori)が展示されているので是非見たかったのです。アッソ・ディ・フィオーリは1981年に発売されたピアッツアの試作車…
副鏡ケージとフォーカサー取り付け部などアルミ部品の内面とアルマイトのかかっていない外面を塗装しました。下地処理はジフで簡単に洗った程度ですが密着性が良くなくマスキングテープを剥がすと剥がれてしまうところもあります。塗装は難しい!、塗料とし…
高度軸と方位軸の回転の重さですが、塗装面(オスモカラーのカウンタートップオイル、原料は天然のオイルとワックス)の滑りがよいのでテフロン板と塗装面の組み合わせで試してみようと思っていました(18インチでは方位軸;テフロン板/ステンレス板、高度軸…
昨夜、スパイダーの羽根の厚さを1.2mmに増したので姿勢差による光軸ずれがどの程度か確認しました。 高度20°程度 高度80°程度 羽根の厚さ0.3mmの場合よりもずれは大幅に小さくなりました。微妙なずれはあります。フォーカサー取り付け部にかかる負荷の方向が…
1月2日のファーストライトの記事に記しましたが、高度角を変えた際に厚さ0.3mmのスパイダーの羽根で光軸ずれが生じたので羽根を作り直しました。厚さは1.2mm(材料SUS304)にしました。梁のたわみ量、ねじれ角はその厚さの3乗に反比例するのでずれの原因がス…
副鏡の配置ですが、周辺光量を配慮し図のように副鏡の中心(楕円の中心)を主鏡の光軸から少しずらした配置にしました。現状のオフセット量は7.5mmで製作しています。望遠鏡製作の本やネット上には参考になる計算式がいくつか載っていますが、望遠鏡製作のバ…
主鏡側面の押さえですが、フェルト付きのアジャスターボルトを取り付けていました。ネジと一緒に回ってしまうのと厚さがあってケーブルで吊る側の2カ所には設けられないのでチャンネル材にコルク板を貼って回り止め構造にしたものを自作しました。組立・輸…
ファインダーには18インチドブソニアンで使っている 8x50mm 正立像のものを流用します。鏡筒が丸筒だと都合良く傾くのですが、フォーカサーボードに取り付ける際にそのままだと接眼部と重なってしまうので30°傾けるための台座を作りました。ファインダーを…
明けましておめでとうございます。昨年末のクリスマスには米国のジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 (James Webb Space Telescope)の打ち上げが成功しました。これからサンシールドの展開、口径6.5mの主鏡の展開など複雑な工程が続きますが、どんな新しい発見…
11月11日に書いたAntares Optics製の副鏡の記事に載せたZygo干渉計による測定データですが、Surface/Wavefrontとあり面精度の値なのか、透過波面精度の値なのかが気になっていました。その後友人の詳しい方に教えてもらったのですが、反射鏡の測定の場合には…
今朝は全体を仮組みして動きやバランスを確認しました。ベランダで行いましたがやはり大きい。はみ出してしまいそう。 主鏡運搬箱の組み込みですが重いのでとりあえずレール代わりの木材を左右に敷いてその上に載せ、スライドさせて組み立てました。もう少し…
昨日副鏡をホルダーに組み込みました。ホルダーはAstroSystems社から購入した短径5インチ(127mm)用のものです。発泡樹脂のサポート材とfiber fill(綿)を詰めて副鏡を保持します。 ベースの素材は樹脂製ですがねじ部には黄銅のインサートが設けてあります…
最近8年前から使っていたパソコンが壊れデータ移行や設定に手間取り時間が経ってしまいました。主鏡運搬箱の記事は6月に書いていますが、昨日やっと主鏡を組み込みました。 中空ポリカーボネート構造板(厚さ4mm)で上下のカバーを作りましたが夫々重さが500…
18インチドブソニアンの接眼部にはStarlight Instruments社の2インチフェザータッチフォーカサー( 作動範囲1.5インチ)を選びました。他の候補も考えましたが24インチにはこれがベストと思い予算の節約のため18インチから取り外して使用することにしました…
高度軸は70°間隔に配置したテフロン板で負荷を支持しますが回転の際に側面方向の動きも制限することにしました。高度角についても鏡の保持方法の都合があり制限します。 8mm厚のテフロン板を加工して制限板を作りました。高度軸の側面方向の動きと回転角度を…
ニュートン式反射望遠鏡には焦点を鏡筒の側面に引き出すために45度に傾けた楕円形の鏡(斜鏡とも呼びます)が必要です。短径4.5インチでも大丈夫ですが、少し余裕がほしいので5インチ(127mm)にしました。Antares Opticsに問い合わせたところ短径5インチ、…
主鏡は2017年春に鏡作りの名人として知られる Carl zambuto 氏のZambuto Optical Company に発注しました。ホームページにあるSeven Criteria には干渉計による計測値だけではなく鏡面の形状の滑らかさと面粗さが小さいことが重要とあり、細かな問い合わせに…
主鏡フローティング支持のための三角板ですが、揺動支持点回りの回転止めを設けました。最初は厚さ0.5mmのペット樹脂板で制限を作ってみましたがヘナヘナと曲がってしまいだめだったので百円ショップのダイソーで求めたポリプロピレン板(厚さ1.2mm)で作り…
11月16日の19時過ぎに木星の衛星ガニメデによるイオの掩蔽が見られます。状況を模擬したアニメーションを作りました。 今回は都合があり見られないのが残念です。 (アニメーションの中の時刻は世界時なので日本では9時間をプラスします)
テフロン板にコルク板(厚さ2mm)を貼りつけました。コルク板は百円ショップのセリア に粘着シート付で厚さ2mmのちょうどよいのがありました。サークルカッターで切り抜きテフロン板に貼りつけました。 コルク板でグランドボードの表面の微妙な凸凹を吸収す…
どのような感じになるか方位軸を仮組み立てしました。グランドボードには周縁3か所にテフロン板を両面テープで仮に貼りつけました。中心軸のテフロン板は軸に、はめ込んだだけですが周辺3箇所のテフロン板の荷重を減らすために厚さ0.5mm程の厚紙を挟んでみ…
グランドボードとロッカーボックスの中心に方位軸取り付けのための穴加工をしました。部品が大きいのでボール盤には載りません。ホームセンターで簡易なドリルガイドを求め工夫して使いましたが、少し斜めになってしまい後からヤスリで修正しました。高額で…
1. 下部トラス枠とミラーボックスの接続 主鏡(主鏡運搬箱含めて)をミラーボックスへ入れた後に下部トラス枠をミラーボックスへ取り付けます。4隅をノブで固定します。普通のドブソニアンでは、この下部のトラス支柱取り付け部はミラーボックスに一体で設…
8月の衝も過ぎて夕暮れの後には南東の空に木星と土星が登るようになりました。夜中まで粘らなくとも撮れます。 9月27日の木星、WinJUPOSを使って6枚合成しました。ガニメデが中央にきています。 9月28日の木星、撮り始めた19時頃はまだ気流が安定せずピン…